◎網膜症や腎症、手足にしびれの出る神経障害など、糖尿病の合併症に至らないようコントロールすることが肝要です。定期通院で血糖値やヘモグロビンAlc値といった数値を検査・記録することが必須です。
◎食事療法や運動療法など、無理のない生活指導で病気の悪化を防ぎます。
◎インスリンや血糖降下剤などを用いる薬物療法では、薬の効果をじゅうぶんに得て、低血糖で体調を悪くしないよう、医師による服薬指導が大切です。
甲状腺の病気には、甲状腺機能亢進症(バセドー病)、機能低下症、慢性甲状腺炎(橋本病)などがあります。甲状腺ホルモンのバランスが崩れることから、様々な症状が現れます。
なかには単なる疲労やストレスによるイライラなどとして見過ごされてしまうものもありますから、注意が必要です。薬の内服で治療できる場合と、手術が必要な場合があります。
甲状腺腫瘍は、首にしこりが生ずることで、患者さん本人も発見しやすいものです。超音波検査やCTで診断できますが、良性・悪性の見極めには、ごく細い注射針で細胞を採取し、病理検査する方法が確実です。